いま見えていることに幸せを感じています

メガネを以前かけて暮らしていたことを忘れてしまう。

術後3ヶ月経過してそう思ったんです。メガネをかけずに裸眼でいることが普通のことなのだということを改めて実感しま した。眼前にレンズがない、湯気などで目の前が曇らない、メガネの鼻あての痕が鼻についていない、朝起きてメガネに手を伸ばさなくてもいい、術前の生活で 煩っていた不便が今は全くない、そんなことがあったことすら忘れていました。裸眼で当たり前になったのです。

近視矯正手術の存在は随分まえから知っていました。
まだ私がメガネをかけ始めた10代の頃でした。メガネが無かったらいいのにな、と体育の授業のときに思っていたころです。働いていませんでしたからお金も 無く手術を受けたいなんて思いもしなかったけれど、メガネをかけ始めたときから不便はいろいろと感じていました。見えるということ以外は、です。

それから15年以上、コンタクトやメガネなしでは生活できなかったので、感じていた不便はどこかに仕舞っておきなが ら、メガネありの生活を普通に送ってきました。そんな日々の中、たびたび近視矯正手術の広告を目にしたり、友人がすでに手術を受けて視力を回復していたり して、いつの間にか近視矯正手術が身近になっていました。

説明を聴いたあと不安は無く、適性検査を受け、術前検査、手術まで最短の予定を立ました。果報は寝て待て・急がば回れの時期はすでに終わっていて、善は急げで手術を終えて今日に至りました。

当たり前だけど、いま見えていることに幸せを感じています。目の前の風景・山からの遠望・夜空の星と月・水中の景色、生まれたままの目だけで観られるようになったことに感謝しています。

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