慢性開放隅角緑内障は程度に応じて点眼薬から手術までの治療方法があります。
早期発見・早期治療が大切です。最近は眼圧降下作用の強い点眼液が発売されたことにより、緑内障の手術時期が以前より遅くなりました。
しかし、緑内障は決して治るものではなく、一生、眼科通院が必要です。
また、一旦失われた視野は回復しませんので、視野が悪化するようであれば、手術が必要になってきます。
以前はこの手術(トラベクロトミー、トラベクレクトミー)も必ず入院が必要でしたが、最近では9割以上が日帰りで手術できるようになりました。
術後の通院は必要ですが、入院なしに手術できることにより、社会生活への復帰が容易になりました。
トラベクロトミーの新しい手術方法として眼内より線維柱帯を切除するカフークデュアルブレードを導入しました。
特徴
• 単回使用眼科用鋭匙
• 角膜切開から眼内にアプローチ
• 線維柱帯を正確に帯状に切除できるように配置した デュアルブレード
手術時間は15分から20分です。前房出血も少なく手術の負荷も少ないので、早期の手術も可能になります。
手術の効果を上げる為、水晶体再建術との同時手術も行っております。お気軽にご相談ください。
一方、急性の閉塞隅角緑内障は、先ず眼圧を下げる為に、飲み薬と点眼で眼圧を下げた後、水晶体を取り、閉塞隅角を解除して、眼内レンズを挿入します。