Amoils PRK( Amoils Photo Refractive Keratectomy )
PRKは26年前からある手術方法で、マイクロケラトームやイントラレースを使用せず、上皮を剥いで、角膜の実質の先端からレーザー切開のみのリスクの少ない非常に安全な手術方法です。
フラップがないため、外傷や接触に強く、日本でも10年以上のデータの蓄積があり、レーシックよりも屈折、視力の安定性があることより最近見直されてきています。高度近視、角膜厚が薄い症例でも手術可能です。
amoils PRKは上皮を剥ぐのに電動ブラシを使用するため、三叉神経を直接刺激することがないため、これまでのPRKと比較して痛みが劇的に減りました。
また、遠視化しないため、中高年でも可能になりました。
メリット
・手術中レーシックに可能性のあるフラップ障害がないこと
・吸引による障害がないこと(緑内障でも手術可能)
・術後DLKがないこと
・術後外傷や接触によるフラップ障害がない
上記特徴から下記の方には有用な手術方法である。
1)手術の安全性への不安のある人
2)レーシックのできない高度近視や角膜厚の薄い
3)接触性の激しいスポーツあるいは仕事をする人
デメリット
・手術当日の若干の痛み
・上皮が再生する3日〜5日の間視力が安定しないことがある
・紫外線によりヘイズ(角膜の濁り)がでることがある
PRK手術方法
Epi-PRK( Epipolis-PRKまたはEpi-lift )
Epipolis-LASIKはレーシックが不可能な高度近視、あるいは角膜厚が薄い人に対して角膜上皮のみをフラップにすることにより、PRKと同じように角膜実質の先端から削れるようにしたサーフェイスアブレーションのひとつです。新しい手術方法として、急速に増えていますが、我々のデータによると視力回復の経過が遅い症例があるため、現在は、Epi-LASIKのフラップをわざと除去するEpi-PRKあるいはEpi-Liftと呼ばれる方法を採用 しています。
Epi-PRKの特徴
1) レーシックの欠点である高度近視、角膜厚が薄い症例に対しても施行できること
2) PRKのように遠視化しないこと
3) 切除実質面が非常にスムーズであること(ウエーブフロント照射に適している)
4) 痛みがない。ヘイズが少ない。
この特徴により症例によっては有用な手術方法である。
ただし、高度近視の場合、初期に近視が残り正視になるまでに時間の経過がかかる症例があるため、一般的には-6Diopterまでが望ましい。