オーロラ、ロケットの打ち上げ、皆既日食、巨大な彗星……もっともっと見たいものが増えてしまいそうです。
セントラルアイクリニック
院長 渥美様
スタッフの皆様
このたびは大変お世話になり、ありがとうございました。
両目の手術が終わり1週間が経ち、もはや視力を計るまでもないほど遠くも近くも完璧と思える見え方です。
この見え方に慣れてしまう前に今のこの感動に至るまでをお知らせいたします。
実はセントラルアイクリニックさんはサードオピニオンでした。
私は「星を見る」いわゆる天体観測が趣味ですが、昨年の夏頃から月に霞がかかって見えたり、望遠鏡を覗いても光が拡散するような感じがしていました。
すぐに「これが白内障かー」と気づきましたが、近所の眼科で診察を受けたところ、初期の白内障とのことでした。
紹介状を書いていただき行った大きな病院は高度先進医療に対応していないところでした。
それからはネットでいろいろ調べまくり、保険会社とも高度先進医療や病院の相談をし、保険会社のすすめる有名眼科病院に行きました。
そこで「このレンズを使ってほしい」と言ったところ「使ったことがないからできない」、「コントラストが落ちるのは妥協できない」といえば「単焦点にしなさい」という返答が返ってきました。
そして納得もしていないのに手術の説明をはじめるし、予定を決めようとする始末でした。
もはやこれではどうしようもありません、丁重にお断りした次第です。
もっと症状がひどくなるまで放っておいたほうがいいかな?と思いながらもセントラルアイクリニックさんの説明会にメールで申し込みをしたところ、夜中にもかかわらず院長先生自ら返信をいただき、半信半疑で参加いたしました。
説明会当日は無料で検査をし、特に目には問題なしとの診断をいただきました。後日カウンセリングをお願いしたところ2時間以上も親身に話を聞いていただき、私のライフスタイルも求めるものもわかっていただいて「レンティスしかないね」とのご提案をいただきました。これは私が素人なりに調べた結果と同じだったわけですが、念のために「高度先進医療をつかったものでできないだろうか?」との質問にも、「可能であるがこんなリスクもある」と本当にわかりやすく説明をしていただき、私の腹は決まりました。
星好き、カメラ好きはドイツのレンズに弱いわけで、カールツァイスは世界最高性能と信じて疑わないツァイス信者の一人である私にとっては「ドイツでオーダーメイド、輸入するレンズ!」って言葉で落ちないはずはないのですが。
レンズは無事に決まり、発注され、手術まで約2か月ありましたが、その間いろいろ想像して「本当にレンズはあっているのかな? 希望する見え方になるのだろうか?目にメスを入れて大丈夫か?今のままでも十分に見えるしなぁ」と不安がかなりありました。
まずは右目の手術、初めての手術室で大変緊張しましたが、ほんの5分で終わり眼帯をして隣のホテルで一晩過ごしました。手術中は「今砕いて吸い出しているのかな?お!レンズを入れているみたい」と考えながら、ちょっと痛いかなと思った程度であっという間に終わったというのが感想です。
翌日眼帯が取れるといきなりまぶしくて、よく見えます。
左目にコンタクトを入れて見え方をいろいろ試しましたが、「世の中をこんなに黄ばんだ目で見ていたのか!」が一番強く感じました。また気になっていたハロ・グレアは光の下に倍くらいの大きさのゴーストとして見えます。
1週間おいて左目の手術、2回目なのでたいして緊張もなく、血圧も上がらずにちょっと休憩してホテルへ向かいました。
翌日眼帯が外され、帰りの地下鉄の鏡で自分の顔を見てびっくり!しわの一本一本、眉毛の生え際の毛穴までルーペで見ているように見えました。
まだ両目にレンティスが入って1週間ですが、メガネがいらないのはなんと快適なことか!
普段は遠近両用メガネをかけ、デスクワークの時は中近用メガネに変え、水泳をするときは度付きゴーグルを使い、双眼鏡をのぞくときは近視が強く無限遠にピントが合わないためコンタクトレンズを入れ、近くを見るときにはその上に老眼鏡をかける、こんな不便なことから解放されるだけでも計り知れないメリットだと思います。
それにプラスして喫煙室のような黄ばんだ壁が白くなり、見えるものすべてが鮮やかに、女性も美しく見えるこんな感動はそうそう味わえないと思います。
ただ光源に対して下に倍くらいのゴーストは見えますが、レンズの構造を考えれば想像できるものであり想定内です。
そんな些細なことはどうでもいいと思えるほど想像をはるかに超えた素晴らしい見え味です。
添付した画像※は3月に自分の目で見る最後の満天の星空と思って行ったオーストラリアでの天の川ですが、今のこの目で見たらどれほどすごいものか、それを見るためにまた行かなくてはと考えてしまいます。
また、死ぬまでに見なくてはいけないものとして、オーロラ、ロケットの打ち上げ、皆既日食、巨大な彗星、できれば丸い地球もと心の中で決めておりますが、この調子だともっともっと見たいものが増えてしまいそうです。
ちょっと大袈裟な表現もあるかもしれませんが、3件目のドアをたたいてよかった、安易に単焦点レンズを選ばなくてよかったと思います。
院長先生、執刀いただいた大島先生、カウンセリングをしていただいた方をはじめスタッフの方々、私の視力を救っていただいて、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
【術前】
遠用 右:0.032(1.0×-8D) 左0.032(0.9×-7.5D)
近用 右:0.07 (0.9×-5.5D)左0.05 (0.9×-5.25D)
右:Lentis Mplus toric
左:Lentis Mplusx toric
【術後】
遠用 右:1.6 左:1.6
近用 右:1.0 左:1.0